セイバー(SAVIOR)の使い方|ワックス×コーティング二刀流を解説
「コーティングをやってみたいけど、種類が多すぎて何を選べばいいのか分からない」「ワックスは艶がいいけどすぐ落ちる」「簡易コーティングに落ち着いたけど、なんだか物足りない」——自宅で洗車を楽しむ方なら、一度はこんな悩みを感じたことがあるのではないでしょうか。

そんなモヤモヤに一石を投じるのが、ながら洗車のセイバー(SAVIOR)です。※在庫状況は公式ショップでご確認ください。この記事では、ワックスとコーティングの“二刀流”という新発想の中身から、実際の使い方・施工手順、メンテナンス方法までをまとめて解説します。
セイバー(SAVIOR)とは?ワックスでもコーティングでもない新ジャンル
セイバーの最大のポイントは、「ワックスした」「コーティングした」ではなく「セイバーした」と言える、まったく新しい概念として設計されている点です。
その正体は、2つのアイテムの組み合わせにあります。
- セイバー1:固形ワックス(艶を出す担当)
- セイバー2:硬化系コーティング(ワックスの艶を閉じ込める担当)

つまり「ワックスの艶」を「コーティングの膜」で閉じ込めるという考え方です。動画内で語られていた“二刀流”とは、まさにこの2つを重ねて使うことを指しています。
なぜ生まれた?ワックスとコーティングの歴史
セイバーを理解するには、これまでのカーケアの流れを押さえておくと分かりやすくなります。
ワックスのメリット・デメリット
洗車ブームの初期に流行したのがワックスです。メリットは大きく2つ。
- 艶が良いこと
- 水シミがつきづらいこと
じつはこの「水シミがつきづらい」という点は初心者にとって大きな利点でした。一方でデメリットは、すぐに落ちてしまうこと、そして油分を含むためホコリが付きやすく汚れやすいこと。耐久性の低さがネックだったのです。
ガラスコーティング・簡易コーティングへの流れ
その後に登場したのがガラスコーティングです。最大のメリットは耐久性の長さ。ただし硬い膜をつくる性質上、水シミになりやすいという弱点があり、かつてはクレームが多発した時期もあったといいます。
そして現在、主流になっているのが簡易コーティングです。ワックスほど手間がかからず、艶も撥水も出て、3〜4ヶ月に1回ほどのペースでキープできる手軽さが支持されています。歴史をたどると「ワックス → ガラス/簡易コーティング → また簡易コーティング」と一周した形なのです。
高価なワックスの世界と、セイバーの狙い
ワックスにはピンからキリまであり、6万〜10万円クラスの高級品も存在します。それらが評価される理由は、艶を出すカルナバ蝋のグレードに加えて、耐久性が半年〜1年ほど持つ点にあります。
そこでながら洗車が着目したのが「ワックスの耐久性を上げれば、水シミがつきづらい期間も長くなり、弱点だった持ちも補える」という発想。これを重ね技で実現したのがセイバーです。

セイバー1とセイバー2の役割
セイバー1に使われているのは、艶出しの定番であるカルナバ蝋。しかもグレードはT1・T2・T3のうち最上位とされるT1が採用されています。
さらに、このワックスにはレジンやシランといった硬化系の成分が“隠し味”として含まれているのが特徴です。ガチガチのガラスコーティングではなく、ワックスと硬化系のハイブリッドという位置づけになっています。
セイバー2にもレジンなどが含まれており、こちらは先に塗ったセイバー1(ワックスの艶)を閉じ込めるための犠牲被膜として上に乗せる役割です。塗り重ねると、約24時間かけてセイバー1とセイバー2がゆっくり結合していく仕組みになっています。
セイバーがもっとも特化しているのは艶の持続性。撥水や艶といった性能を総合的に備えつつ、ワックス本来の弱点だった「持ち」を硬化系でカバーしているのがポイントです。

セイバーの施工手順
下地はベースがおすすめ

セイバー1・2はどちらもレジンを含むため、同じくレジンを含む下地アイテム「BASE」との相性が良いように作られています。ムラを防ぎ、均一に仕上げるためにも、鉄粉除去・脱脂・洗車を済ませたあとにベースで下地を整えておくと安心です。
セイバー1(ワックス)の塗り方
専用の「アプリケーターモンスター」を使い、狭い範囲ごとに薄く塗っていきます。※在庫状況は公式ショップでご確認ください。塗り方はスタンプ状に置く、四角く囲って中を埋める、円を描くなど自由でOK。動画内でも「薄く塗ればムラが抑えられ、施工性も上がる」と紹介されています。
塗り終えたら、45分ほど置いてから拭き取るのが目安です。気温によって拭き取りやすさが多少変わることはありますが、セイバー1は施工性・拭き取りやすさに優れているため、大きなストレスはありません。付属の「タオルモンスター」(ハニカム構造)でサッと拭き上げれば、ムラの少ない艶が出ます。
セイバー2で閉じ込める

ワックスが定着するまで約3時間(理想は1日)置いてから、セイバー2を施工します。コーティングアプリケーターに少量を取り、最初だけ多めに、あとは馴染ませる程度で薄く伸ばしていきます。
セイバー2は塗ったらすぐに拭き上げてOK。長時間放置すると硬化が進んでしまうため、区画ごとに塗って拭く、を繰り返すのがコツです。もしムラになっても、強い硬化系ではないためベースやリセット系アイテムで落とし直せます。
24時間しっかり硬化させる

仕上げに最も大切なのが、施工後の24時間の硬化時間です。この間に水や雨に濡れたり洗車したりすると落ちてしまう可能性があるため、天気予報をチェックして晴れの日を狙いましょう。1日置くことで、艶と撥水がじわじわと本領を発揮していきます。
使ってみた仕上がりは?

動画では、木の下に停めてシミが付いてしまった黒いボディに施工。仕上がりは「宇宙のよう」「鉱石みたい」と表現されるほどの深い艶と、平面でも水が一切残らないほどの強い撥水を見せました。
ワックス由来のあたたかみのある艶と、硬化系由来の反射・撥水が共存しているのが、これまでのアイテムにない特徴だと語られています。
よくある質問(FAQ)
Q. どんな場所に施工できますか?
ガラス・樹脂・シリコンなどには不向きで、基本的には塗装面向けに開発された製品です。ホイールなど塗装部分であれば問題なく使えます。未塗装樹脂などに使ってもあまり意味がない点に注意してください。
Q. 1本で何台くらい施工できますか?
セイバー1は車のサイズにもよりますが10台前後、セイバー2は1〜2台が目安とされています。容量はセイバー1のほうが多く、ワックスであるセイバー1はなかなか減らないため、コスパ良く使えます。
Q. メンテナンスやリセットはどうすればいい?
撥水を復活させたいときは「ビーディング」、艶を足したいときはカルナバ入りのメンテナンス系アイテムが使えます。汚れを落としつつ整えたいときは「ビギナーズラック」などのクイックリテーラー系も便利です。膜を落とさずリフレッシュしたい場合は「シャドウ」を、しっかりリセットしたい場合は「BASE」を使うのがおすすめ。半年〜1年に1回はベースでリセットし、改めて施工し直すと良い状態を保てます。

まとめ
セイバー(SAVIOR)は、「ワックスの艶」と「コーティングの持続性」という相反する長所を、セイバー1・2の重ね技で両立させた新ジャンルのアイテムです。
- 艶の持続性に特化
- 塗り方は自由で、薄塗りが基本
- 施工後24時間の硬化がカギ
- 下地はベースがおすすめ
コーティングに挑戦したかった方の“入り口”としても、いろいろ試して落ち着いてしまった方の“再燃”としてもハマる一本です。艶と撥水の仕上がりは、ぜひ動画で目で確かめてみてください。






