夏の洗車の教科書|炎天下の水シミ・シャンプー染みを防ぐ4ポイント
夏の炎天下での洗車は、せっかく洗ってもボディに水シミ(ウォータースポット)やシャンプー染みが残ってしまうリスクがあります。とはいえ、暑いからと洗車をしないでいると、夏に多い虫の汚れが放置され、塗装にダメージを与えてしまうことも。この記事では、ながら洗車のオオキさんが解説する「誰でもできる夏の洗車の教科書」をもとに、炎天下でも愛車をきれいに保つためのポイントを、手順に沿って初心者向けに紹介します。

なぜ夏の洗車は難しいのか
夏の洗車で気をつけたいのが、ウォータースポットとシャンプー染みです。
直射日光が出ている状態でボディを濡らすと、水玉状に残った水滴がレンズの代わりになり、その部分だけが非常に高温になります。すると水道水に含まれるミネラル分やカルキがそこで蒸発し、ウォータースポットになってしまいます。せっかく洗車しても、かえってきれいに見えなくなってしまうというわけです。

また、夏に多いのが虫の汚れです。夜に走るとライトに寄ってきた虫がボディやガラスに付着し、その死骸から出るタンパク質や酸性物質が塗装に悪影響を及ぼします。放置すると塗装のクリア層がへこみ、クレーター状になってしまうこともあるため、しっかり落とすことが大切です。
ポイント0:涼しい時間帯に洗車しよう
まず前提となるのが、涼しい時間帯に洗車することです。動画では「この状態で8割は勝っている」と語られるほど重要なポイントです。
曇りの日、朝方の早い時間、日が落ちた夕方など、気温が下がったタイミングで洗車することで、水シミのリスクを大幅に下げることができます。ボディに触れてみて、条件反射で手を引っ込めてしまうほど熱いときは、洗車をやめておいた方がよいとのことです。

とはいえ、早朝や涼しい時間帯に洗車できる人ばかりではありません。日中に洗車する場合の攻略法も、以下のポイントで紹介します。
ポイント1:すすぎやすいシャンプーを使おう
日中に洗車する場合でも意識したいのが、すすぎやすいシャンプーを使うことです。
車を傷つけたくないという気持ちから、シャンプーを濃いめにしてミットを滑らせて洗いたくなりますが、濃いシャンプーは傷のリスクを下げられる反面、シャンプー染みのリスクが上がってしまいます。車はパーツの組み合わせでできているため隙間があり、そこに入り込んだ濃いシャンプーが後から垂れてきてしまうのです。
動画で紹介されているのは、ながら洗車のスノーシャンプー ミットセット『洗車傷を限りなく0にするトロトロカーシャンプー』です。250倍から最大2000倍まで希釈でき、泡立ちがよく、滑り性が高く、泡切れもよいのが特長とされています。
- 洗車傷を予防したい場合:250倍〜500倍ほど
- 夏の暑いタイミング:1500倍〜2000倍ほど

バケツに10Lの水を入れ、2000倍で作る場合はキャップ1杯だけ。これだけで、シャワーで泡を細かく切っていくとしっかり泡立ちます。夏はボディの表面温度が上がりやすいため、氷を使って水温を下げるテクニックもあるとのことです(詳しくは1年前の「夏の洗車の教科書」動画で紹介されています)。
なお、ドロドロとした粘性の高い出しシャンプーは、濃いめで使うとシャンプー染みのリスクにつながるため、夏のボディ洗いには向いていないとのことです。
このスノーシャンプー ミットセットには、砂汚れが付きやすい膝下汚れ専用に洗うための水色のミット(クロス)も付属しています。
ポイント2:洗う順番を決めよう

夏の洗車では、洗う順番も重要なポイントになります。
通常の洗車では「汚れが下に落ちるので上から洗う」と言われますが、夏の日はこれが真逆になります。ボンネットやトランク、ルーフなど熱くなりやすい上面を先に洗うと、洗っている間に乾いてしまい、シャンプー染みとウォータースポットが同時に発生してしまうためです。特に黒などの濃い色は熱を吸収しやすく、すぐに染みついてしまいます。
そのため、熱くなりにくい面から洗い、熱くなりやすい上面を最後に回すのがおすすめです。洗う順番としては、まずタイヤから始めることが多いとのこと。ホイールに関しては、ボディでは控えたい出しシャンプーもありだそうです。

さらに、太陽の向きも意識します。太陽が当たる面を後に回し、日陰になる側からスタートすることで、水シミやシャンプー染みのリスクを大幅に下げられます(動画では「8〜9割ほど下げられる」というやり取りがありました)。
ポイント3:ワンパネル洗車

熱くない面から洗うといっても、気温自体は上がっているため乾きやすい状態には変わりありません。そこで役立つのがワンパネル洗車です。
ドア1枚ずつなど、パネル単位で洗って流すことを繰り返すことで、「別の面を洗っている間に先に洗った面が乾いてしまう」リスクを下げられます。
ミットは、これ以上水分を吸えないというくらいひたひたにした状態で使います。膝下汚れは砂汚れが付きやすく、そのままミットで洗うと傷の原因になるため、まず上面を洗い、その後に付属の水色のミットをシャンプー液にひたして優しく撫でるように洗います。ミットを使い分けることで、洗車傷の予防になり、スノーミット自体も汚さずに長く使えます。
足回りの虫汚れやダスト汚れには、ダッシュ用のシャンプー(ポーチセットに付属のボトル)を10倍で使うと対処できます。全体にかけると乾いてしまうリスクがあるため、虫汚れなどワンポイントに対して使うのがコツです。ダスト汚れは油分が多いため、脱脂シャンプー 『 あなた色に染まるカーシャンプー 』を使って流します。
上面(ボンネットやルーフ)は熱くなっていることが多いため、大量の水で流してボディの温度を下げてから、ひたひたのシャンプーで撫でるように洗います。
ポイント4:洗車後の拭き上げならビギナーズラック

洗車後、そのまま放置すると水道水が蒸発してウォータースポットになってしまいます。これを防ぐのが、拭き上げクロスの【ながら洗車】ビギナーズラック『 洗車後の拭きあげならビギナーズラック! 』です(※在庫状況は変動します)。
このビギナーズラックに付属する拭き上げクロスがアップデートし、緑色のドライセカンド 2枚セット『 拭き上げタオル決定版 』になりました(※在庫状況は変動します)。サイズは変わらず、中盤にツイストパイル構造を採用しているため水を吸いやすく、ビギナーズラックの滑り性とアルコールのギャザー(ガス製)の良さが相まって、すっきりと仕上げられるとのことです。付属のスプレーノズルを取り付けて使います。
ビギナーズラックには汚れ落とし成分・洗浄成分が入っているため、軽度な水シミを落としてくれるのも特長です。スプレーしてクロスを乗せて引くだけで、ボディはもちろんガラスにも使えます。

軽い汚れなら水なし洗車も
軽度な汚れであれば、水を使わない洗車もできます。洗車後1週間ほどの汚れなら、さっと拭いて、お出かけ前にスプレーして拭くだけでそのまま出かけられる、という使い方も紹介されています。

番外編:出先での鳥フン・虫対処にはロングファイバークロス
出先で鳥フンを受けてしまったときは、そのまま拭くと傷の原因になります。かといって放置すると、タンパク質や酸性成分でボディがクレーター状になったり、最悪の場合は塗装が剥げてしまうこともあるため、迅速に落としたいところです。
そこで活躍するのが、ながら洗車のロングファイバークロスです。スプレーして汚れをふやかし、回収するだけで緊急時の対処ができます。ボディ・ガラス・車内まで使えるオールラウンドな1枚です。
このロングファイバークロスは、ながら洗車がSNSで月1回開催している「洗車ウィーク」に応募するともらえます。洗車動画を応募すると、ロングファイバー4枚とステッカーが付いてくるとのことです。
番外編:純水の洗車機を使うのもあり
暑い日に無理して手洗い洗車をする必要はありません。最近の洗車機は性能が高く、特に純水の洗車機がおすすめです。
水道水の洗車機だと、水浸しの状態で出てきたところを真夏に拭き上げようとしても乾いてしまいがちです。一方、純水であれば万が一乾いてしまっても、目に見える染みになりにくいというメリットがあります。純水なので、拭き上げずにそのまま走ってしまっても汚れが目立ちにくいとのことです。
純水の洗車機を使えば体も気持ちも楽になり、洗車のハードルが下がります。「毎回手洗いしなければならない」という固定観念がなくなるだけでも、洗車はやりやすくなります。なお、洗車機で洗った後にビギナーズラックを使うと全体がピカッと仕上がり、滑りもよくなるため、次に洗車機へ入れたときのブラシ傷の予防にもつながるそうです。

よくある質問(FAQ)
Q. 夏の洗車で気をつけるべき汚れは何ですか? A. ウォータースポット(水シミ)とシャンプー染み、そして夜に付着する虫の汚れです。虫の死骸から出るタンパク質や酸性物質は塗装にダメージを与え、放置するとクレーター状のへこみになることもあるため、しっかり落とすことが大切です。
Q. シャンプーはどのくらいの濃さで使えばよいですか? A. 動画で紹介されているスノーシャンプー ミットセットの場合、洗車傷を予防したいときは250倍〜500倍ほど、夏の暑いタイミングでは1500倍〜2000倍ほどが目安とされています。2000倍ならバケツ10Lに対してキャップ1杯です。
Q. なぜ夏は上から洗ってはいけないのですか? A. 通常は汚れが下に落ちるため上から洗いますが、夏はボンネットやルーフなど上面が熱くなりやすく、先に洗うと乾いてシャンプー染みやウォータースポットの原因になります。夏は熱くなりにくい面から洗い、熱い上面を最後に回すのがおすすめです。
Q. ワンパネル洗車とは何ですか? A. ドア1枚など、パネル単位で洗って流すことを繰り返す方法です。別の面を洗っている間に先に洗った面が乾いてしまうリスクを下げられます。
Q. 洗車後の拭き上げにはどんなクロスがよいですか? A. 動画では、ツイストパイル構造で水を吸いやすいビギナーズラック(付属クロスは緑色のドライセカンドにアップデート)が紹介されています。汚れ落とし成分が入っているため軽度な水シミも落とせ、ボディだけでなくガラスにも使えます。
まとめ
夏の洗車で最も重要なのは、まず気温が低い時間帯や曇りの日に洗車することです。これだけで洗車の8割ほどが決まると言えるほどで、ある程度気楽に、楽しみながら愛車をきれいにできます。
日中や晴れた日にしか洗車できない場合は、すすぎやすいシャンプーを使い、ワンパネル洗車を駆使することで、シミもウォータースポットも残さずきれいに仕上げられます。そして洗車後の拭き上げには、車のハードルをぐっと下げてくれるビギナーズラック(付属クロスはドライセカンド)を。炎天下でも、ポイントを押さえればリスクなく楽しく洗車ができます。






