【手洗い洗車完全攻略】水シミや洗車傷が付かなくなる洗車テクニック15選
公開日: 2025年5月3日
愛車を美しく保つためには、定期的な洗車は欠かせません。しかし、「自分で洗車しても水シミが残る」「洗車するたびに傷が増える気がする」といった悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
実は、これらの問題は正しい洗車方法を知らないことが原因かもしれません。この記事では、洗車のプロが教える「水シミがつきづらい洗車」「傷がつきづらい洗車」「仕上がりが良い洗車」のテクニックを15個ご紹介します。

正しい手洗い洗車で愛車を美しく保ちましょう
手洗い洗車の基本と必要な道具
自宅で手洗い洗車をするには、いくつかの基本的な道具が必要です。正しい道具を揃えることで、洗車の仕上がりが格段に良くなります。
手洗い洗車に必要な基本アイテム
- カーシャンプー(洗浄力が強いもの)
- バケツ(泡立て用)
- ホースまたはシャワーノズル(水洗い用)
- スポンジまたはマイクロファイバークロス(洗車用)
- マイクロファイバータオル(拭き上げ用)
- 撥水コーティング剤(仕上げ用)
洗車時のポイント
洗車をする前に知っておきたい基本的なポイントをご紹介します。
洗車に適した場所と時間
- 直射日光を避ける(日陰または曇りの日)
- 風の少ない環境を選ぶ
- 朝または夕方の涼しい時間帯
洗車の基本的な順序
- 下回りを高圧水流で洗う
- タイヤ・ホイールを専用洗剤で洗う
- ボディを上から下へ洗う
- しっかりすすぐ
- 拭き上げる
洗車はタイヤから始めるのが基本です!
洗車傷を防ぐテクニック5選
洗車中についてしまう細かい傷(洗車キズ)は、正しい洗車方法で防ぐことができます。ここでは、プロが実践している洗車傷を防ぐための5つのテクニックをご紹介します。
マルチクリーナーを作って硬い汚れに対処する
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汚れをこすって落とそうとすると傷の原因になります。特に頑固な汚れには、専用のマルチクリーナーを作って対処しましょう。
マルチクリーナーの作り方:
カーシャンプーをキャップ10杯ほど(約50ml)入れて、水で500ml程度に薄めます。これで虫や鳥のフン、汗染みなどの頑固な汚れに対応できる強めのクリーナーができます。
傷対策されたスポンジや専用クロスを使う
洗車時には、傷対策されたスポンジや専用クロスを使いましょう。これらは目が細かく、汚れを包み込みながら洗うことができるため、傷のリスクを減らせます。

スポンジやタオルを用途によって分ける
タイヤや下回りに使ったスポンジやタオルをそのままボディに使うと、砂などの硬い汚れでボディに傷がつく原因になります。用途別に分けて使用しましょう。
- タイヤ・ホイール用:専用のブラシまたはスポンジ
- 下回り用:汚れが付きやすい部分専用のスポンジ
- ボディ用:柔らかいマイクロファイバークロスや専用スポンジ
力を入れずに「滑らせる」ように洗う
洗車の基本は「こする」ではなく「滑らせる」です。力を入れてこすると、汚れが研磨剤となってボディに細かい傷をつけてしまいます。
正しい洗い方:
スポンジの自重だけで優しく当て、一方向に滑らせるように動かします。円を描くようにこするのは避けましょう。
洗う前に下回りとタイヤの汚れを先に流す
洗車を始める前に、まず下回りとタイヤの砂や泥をしっかり水で流します。これにより、洗車中に砂や泥がボディに付着して傷をつける可能性を減らせます。
洗車の順番は【タイヤ・ホイール → 下回り → ボディ】が基本です。特にタイヤに付着した泥や砂は、飛び散ってボディに傷をつける原因になるので注意しましょう。
水シミを防ぐテクニック5選
洗車後に残る水シミ(ウォータースポット)は、見た目を損なうだけでなく、長期間放置すると塗装にダメージを与える可能性もあります。ここでは水シミを防ぐための効果的なテクニックをご紹介します。

水シミを防ぐには適切な拭き取りが重要です
ワンパネル洗車で水シミのリスクを避ける
車全体を一度に洗ってから拭き上げるのではなく、「洗う→流す→拭き上げる」を1パネルごとに行う「ワンパネル洗車法」で水シミの発生を防ぎます。
特に黒や濃色の車は水シミが目立ちやすいので、ワンパネル洗車が効果的です。水滴が乾く前に拭き上げることが重要です。
曇りの日や日が出ていない時間帯に洗車する
直射日光があたると水分が早く乾燥してしまい、水シミの原因になります。曇りの日や朝夕の涼しい時間帯、または日陰での洗車がおすすめです。
特に夏場は水滴が早く乾くので、時間帯選びが重要です。気温が低い早朝や夕方以降の洗車がベストです。
拭き取り専用の高品質マイクロファイバークロスを使う
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拭き上げには吸水性の高いマイクロファイバータオルを使用しましょう。安価なタオルは吸水力が低く、水滴が残りやすいです。
プロのテクニック:
拭き上げ用クロスは常に清潔なものを使い、折りたたみながら使用して、常に乾いた面で拭き上げましょう。吸水性の良いクロスなら、1回拭くだけで水がぐんぐん吸い取られます。
「押し当て拭き」で水滴を完全に除去する
拭き上げが終わった後も、ドアの隙間やモールの下などに水が溜まっていることがあります。ここから後から水が垂れてきて「涙ジミ」になることがあります。
乾いたマイクロファイバークロスを水が溜まりやすい箇所に「押し当てる」だけで、中の水分を効果的に吸収できます。
水は上から下に流すように拭く
拭き上げる際は、必ず上から下へと一方向に拭くようにします。これにより、水滴が下に流れていき、拭き残しが少なくなります。
拭き上げの順序は【ルーフ(屋根)→ ボンネット・トランク → サイドパネル → バンパー・下回り】が基本です。上から順に拭いていくことで、落ちてきた水滴も処理できます。
仕上がりをよくするテクニック5選
洗車の最終目標は、美しい仕上がりを実現することです。ここでは、プロが実践している仕上がりを格段に良くするテクニックを5つご紹介します。
洗車後の仕上げを怠らない
洗車が終わっても仕上げまでが洗車です。特に確認すべき3つのポイントは「タイヤ」「窓」「ボディ」です。それぞれに適した仕上げ剤を使うことで、見違えるほど美しく仕上がります。
- タイヤ:タイヤワックスでツヤと撥水性を出す
- 窓:ガラス用撥水剤で視界確保と雨水対策
- ボディ:カーワックスやコーティング剤で保護と艶出し
「水で水を呼ぶ作戦」で垂れジミを防ぐ
拭き上げた後でも、ドアの隙間などから水が垂れてくることがあります。そんな時は「水で水を呼ぶ作戦」が効果的です。
水で水を呼ぶ作戦:
濡れたタオルをドアモールなどの水が溜まりやすい場所に差し込み、数秒間押し当てます。これにより、中に溜まっている水が濡れたタオルに引き寄せられて出てきます。その後、乾いたタオルで拭き取ります。
ムラは下から覗くとよく見える
拭き上げ後のムラを確認するには、ドアを開けて下から車体を覗くようにすると、光の反射でムラがよく見えます。特に黒や濃色の車はこの方法が効果的です。
ムラが見つかったら、濡れたタオルで軽く拭き直した後、乾いたタオルで再度拭き上げると綺麗に仕上がります。
簡易的な磨き剤で水シミや小傷を軽減
洗車しても残る水シミや細かい傷には、簡易的な磨き剤やコンパウンドが効果的です。特に水シミが固着してしまった場合に使用します。

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頑固な水シミや小傷を除去するためのクリーナーです。使い方は簡単で、専用のアプリケーターで塗り込むだけ。洗車後の仕上げに使用すると効果的です。
撥水コーティングで仕上げる
洗車の仕上げには撥水コーティング剤の使用がおすすめです。これにより次回の洗車が格段に楽になり、水シミも付きにくくなります。

撥水コーティングは、ボディが乾いた状態で使用し、1パネルごとに塗って乾いたクロスで拭き上げるのがポイントです。ムラにならずに美しいツヤが出ます。
まとめ:楽しく継続するのが洗車の基本
ここまで、水シミや洗車傷を防ぎ、美しい仕上がりを実現するための15のテクニックをご紹介してきました。最後に重要なポイントをおさらいしましょう。
洗車のポイント総まとめ
- 正しい道具を使い、用途によって分ける
- タイヤ→下回り→ボディの順で洗う
- 力を入れず「滑らせる」ように洗う
- ワンパネル洗車で水シミを防ぐ
- 高品質なマイクロファイバークロスで拭き上げる
- 押し当て拭きで水滴を完全に除去する
- 撥水コーティングで仕上げる
洗車は単なるメンテナンスではなく、愛車とのコミュニケーションの時間でもあります。正しい方法で洗車することで、愛車の美しさを保ちながら、大切に長く乗ることができます。
動画の最後に語られていたように、「楽しく継続」することが何よりも大切です。この記事で紹介したテクニックを参考に、ぜひ自分なりの洗車スタイルを確立して、洗車を楽しんでみてください。
ワンポイントアドバイス:
最初からすべてのテクニックを完璧に実践しようとせず、まずは基本的なポイントから始めて、少しずつ自分のスタイルを確立していきましょう。洗車の道具や方法にこだわると、洗車自体が楽しくなります。
参考動画
本記事は以下の動画を参考に作成しています。より詳細な解説や実演を見たい方は、ぜひご覧ください。
この記事は、YouTube動画【見るだけで水シミや洗車傷が付かなくなる洗車テクニック15選】洗車屋が教える手洗い洗車のやり方完全攻略【自宅で洗車する方はこちらをご覧ください】の内容をもとに作成しています。